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東郷青児、若き日の1枚 背景に多数のタイトル不明作 11月12日まで東京で公開

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東郷青児、若き日の1枚 背景に多数のタイトル不明作 11月12日まで東京で公開

新たに見つかった東郷青児と作品の写真。フランスから帰国し、1928年の二科展準備中に撮影された可能性が高い(石黒敬章さん提供) 新たに見つかった東郷青児と作品の写真。フランスから帰国し、1928年の二科展準備中に撮影された可能性が高い(石黒敬章さん提供)

 今年生誕120年の洋画家東郷青児(1897~1978年)が多数の自作とともに納まった若き日の写真1枚が見つかった。昭和3年までのフランス滞在中に制作し、同年秋の二科展に出品した絵が含まれていることから、その準備中だった同年夏、帰国した日本で撮影された可能性が高い。タイトルが分からない女性像も何点か写っている。

 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(東京)の中島啓子主任学芸員は「現存する資料では確認できないために題名が分からない作品も多数あり、貴重な写真だ」としている。

 写真はモノクロで、縦14センチ、横20センチ。古写真収集家の石黒敬章さん(76)が数年前に古書店で購入した。東郷と関わりの深い同美術館や二科会も写真の存在を知らず、新発見と判明した。

 同美術館では11月12日まで、特別展「生誕120年東郷青児展-抒情と美のひみつ」(産経新聞社など主催)を開催しており、今回見つかった写真の複写も今月21日から館内で紹介される。

 同展は東京会場の後、福岡県久留米市の久留米市美術館(11月23日~平成3

0年2月4日)、大阪市のあべのハルカス美術館(同年2月16日~4月15日)

に巡回する。

▼特別展「生誕120年 東郷青児展」(http://togoseiji120th.jp/ )

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