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【世界文化賞】華やかに祝宴 「同志」「恩人」と喜び分かち合う

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【世界文化賞】
華やかに祝宴 「同志」「恩人」と喜び分かち合う

坂田藤十郎さん(左端)、扇千景さん(右端)夫妻と歓談するミハイル・バリシニコフさん(左から2人目)=18日、東京・元赤坂の明治記念館(桐山弘太撮影) 坂田藤十郎さん(左端)、扇千景さん(右端)夫妻と歓談するミハイル・バリシニコフさん(左から2人目)=18日、東京・元赤坂の明治記念館(桐山弘太撮影)

 卓越した芸術家を祝福の声が包む-。東京・元赤坂の明治記念館で18日夜、第29回高松宮殿下記念世界文化賞の授賞式典に続いてカクテルレセプションと祝宴が開かれ、駆けつけた文化人らが受賞者の栄誉をたたえた。

 演劇・映像部門のミハイル・バリシニコフさん(69)は、第20回同部門受賞者で歌舞伎俳優の坂田藤十郎さん(85)と元参院議長の扇千景さん(84)夫妻と対面した。藤十郎さんが「同じ舞台芸術をやる身として、同志、親類みたいに感じる。舞台に出ることは日本も外国も変わらない。お国を訪ねて舞台を見てみたい」と話しかけると、バリシニコフさんも「ぜひ来ていただきたいし、私も日本に作品を持ってきたい」と返すなど、和やかに会話が続いた。

 建築部門のラファエル・モネオさん(80)は、第22回同部門受賞者の伊東豊雄さん(76)の顔を見つけるなり破顔。「久しぶりですね。元気でしたか」と抱擁を交わした。ともに世界各地で建築プロジェクトを抱える多忙な身だが、「ワイン造り」という共通の楽しみについて語り合った。

 伊東さんは「モネオさんの建築は温かく、まさに彼の人柄そのもの」とたたえていた。

 絵画部門のシリン・ネシャットさん(60)は、選考委員長で大原美術館館長の高階秀爾さん(85)に駆け寄り、「高く評価していただいて感激しています」と謝意を伝えた。高階さんは「あなたはマルチな能力を持つまれなアーティストです。私の思いを伝えることができてよかった」と応じた。「いずれ日本で映画を撮りたい」と話すネシャットさんに、高階さんは「あなたは日本に造詣が深い。美しい日本の姿を描いてほしい」と期待を託した。

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