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【みうらじゅんの収集癖と発表癖】中身が見えないのだから“アンクリア”ファイルと呼ぼう

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【みうらじゅんの収集癖と発表癖】
中身が見えないのだから“アンクリア”ファイルと呼ぼう

 「国政を透明化しー」と、希望の党代表、小池百合子都知事がおっしゃった時、不覚にも僕の頭をかすめたものは“クリア・ファイル”だった。

 【クリア】明らかなさま。澄みきったさま(『大辞林』より)-が「透明化」と一致したからに違いないが、昨今のクリア・ファイルも国政と同じく不透明な代物が多くなっていることを僕は声を大にして問いたいわけだ。

 そもそもこの日本にクリア・ファイルが誕生したのは、忘れもしない僕がまだ美大生の頃であった。と、いうことは今から40年近く前の話。確か、銀座の文具店「伊東屋」でその存在を発見し、“遂(つい)にこんな便利な代物が発売されたのか!”と、思わず2、3枚買ったものだ。当時の値段は覚えてないが、今のようにアイドル雑誌に易々(やすやす)と同封される付録扱いのものでなかったことは確かである。

 僕はそれを得意気にクラスメイトに見せ、「こんなに資料整理に役立つものはない」と説明した。

 その頃、漫画家を目指していた僕は雑誌から切り抜いた人物、風景、車、機械類など、ありとあらゆる写真を収集。それを見ながら漫画を描くことが多かった。しかし、資料も膨大な量となり、いざ利用したいと思ってもなかなか捜し出せない。

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