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【囲碁】AIとの激闘で進化 井山裕太七冠「挑戦続けたい」

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【囲碁】
AIとの激闘で進化 井山裕太七冠「挑戦続けたい」

名人戦に勝ち、記者会見する2度目の全七冠独占を達成した囲碁の井山裕太十段=17日午後、静岡県熱海市(松本健吾撮影) 名人戦に勝ち、記者会見する2度目の全七冠独占を達成した囲碁の井山裕太十段=17日午後、静岡県熱海市(松本健吾撮影)

 囲碁界を牽引(けんいん)する第一人者が、また一つ大きな金字塔を打ち立てた。囲碁の名人戦で高尾紳路名人(40)を破り、自身2度目となる七大タイトル同時制覇を果たした井山裕太七冠(28)。「一局一局の積み重ねでここまで来ることができた」。囲碁界、将棋界を通じて初の偉業達成を冷静に振り返り、さらなる飛躍を誓った。

 静岡県熱海市で行われた名人戦第5局。午後6時36分、タイトルホルダーの高尾前名人が頭を下げ、投了を告げた。終局後の会見で井山七冠は「昨年負けた直後は、名人戦の舞台に戻れると思っていなかった。一度目より成長した姿を見せることができた」と、笑顔で語った。

 昨年11月の前期名人戦で高尾前名人にフルセットで敗れ、七冠の一角を崩されてから1年。雪辱を期してのぞんだ今シリーズは開幕局を落としたものの、第2局以降は4連勝し、力の差を見せつけた。「シリーズを通して、いい内容だったかどうかわからないが、今の力を出し切れた」。

 将棋界の第一人者、羽生善治棋聖(47)もなしえなかった快挙を達成した井山七冠だが、今年3月には“想定外”の試練に見舞われた。

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