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【仙台「正論」懇話会】井上和彦氏講演要旨「歴史の光、正しく伝える」

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【仙台「正論」懇話会】
井上和彦氏講演要旨「歴史の光、正しく伝える」

「子供たちに郷土愛や日本の名将を教えることで、勇気を持てる」と説く井上和彦氏=12日、仙台市青葉区の江陽グランドホテル 「子供たちに郷土愛や日本の名将を教えることで、勇気を持てる」と説く井上和彦氏=12日、仙台市青葉区の江陽グランドホテル

 昭和18年11月に日本がアジア諸国の首脳に呼びかけて開催した「大東亜会議」。これが一番最初に教科書から消された。しかし、われわれは大東亜会議に誇りを持たなければならない。会議では共存共栄の秩序の建設、自主独立、伝統の尊重、経済発展、人種差別の撤廃をうたった「大東亜宣言」が採択された。現代の国連の精神そのものだ。アジア・アフリカ会議や東南アジア諸国連合(ASEAN)の原型になっている。

 日本は英国領だったビルマ(現ミャンマー)の独立も支援した。ビルマ独立義勇軍では、旧日本軍の軍人がビルマ名を名乗って司令官となり、アウン・サン・スー・チー氏(現政権の国家顧問)の父親、アウン・サン氏が参謀となった。旧日本軍は英軍にとらわれていたビルマの政治家、バー・モウ氏を救出し、ビルマが建国された。

 歴史には光と影がある。影ばかりが誇大に強調されているが、光の部分もきっちりと伝えるのがメディアの役目だ。歴史を正しく知ることが、今の外交や安全保障、憲法についての問題を解く大きなカギになる。

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