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【話の肖像画】コメディアン・小松政夫(3)クレージーなアツい時代

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【話の肖像画】
コメディアン・小松政夫(3)クレージーなアツい時代

 〈「ハナ肇(はじめ)とクレージーキャッツ」は1960年代に一世を風靡(ふうび)した7人組のコミックバンド。リーダーのハナ、植木等、谷啓、犬塚弘らは後に俳優やタレントとしても活躍。小松のような付き人はボーヤと呼ばれ、7人それぞれに付きながらデビューを虎視眈々(たんたん)を狙うライバル同士でもあった〉

 当時のクレージーキャッツの人気はすさまじいものがありましたね。まさに国民的大スター。7人みんなが一流のミュージシャンで、コントだけでなく演奏もすごい。有楽町の日劇(当時)でショーをやったときなんか、毎回数千人ものファンが楽屋口で待っていてメンバーは帰るに帰れなかったくらい。

 リーダーのハナさんは、ガキ大将みたいな人で、興奮すると鼻の穴が膨らむのが芸名の由来。親父(おやじ)さん(植木)の付き人になったボクがあいさつにいくと「ああ聞いているよ。お前ぇは植木のとこの若い衆かもしれんが、クレージーを束ねているのはオレだからな」って、言わなくてもいいようなことまでわざわざ言うんです(苦笑)。酒はがぶ飲み、ベロンベロンになるまで飲む。(後に後輩のドリフターズの番組名になった)「全員集合」は、ハナさんの自宅でアイデア会議をやるときの号令。飲んだり食べたりしながらコントの案を出し合う。そんなときブレーン役になっていたのが谷さんでした。

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