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【衆院選】安倍晋三首相の「大義」 子育て支援公約に厳しい目 保育園不足、財源…「真剣に考えろ!」

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安倍晋三首相の「大義」 子育て支援公約に厳しい目 保育園不足、財源…「真剣に考えろ!」

街頭演説を行う安倍晋三首相=11日(田中万紀撮影) 街頭演説を行う安倍晋三首相=11日(田中万紀撮影)

 「待機児童問題が身近になっているにもかかわらず、独身女性は『産めば何とかなるんじゃない』という楽観論ばかり」と話すのは、結婚相談所に勤める千葉県柏市の佐藤祐佳さん(36)。保育する母親と独身女性との間で情報が断絶していると感じている。

 「子供を産んだら、すぐに保育園に入れて、幼稚園ぐらいまでゆっくりしたいという夢物語を言っている独身女性がとにかく多い。現実を見ようよ、と」。結婚して保育園探しで苦労した結果、「結婚って最悪だよね」と話すようになり、少子化がまた進む-。佐藤さんはこうした悪循環を危惧する。

 「子育ての無償化」という政策自体にも“落とし穴”がありそうだ。教育学者の高橋史朗・明星大特別教授は「全て公でまかなってしまうと、家庭の責任や親の責任が抜け落ちてしまわないか」と疑問を呈する。

 旧民主党政権下に打ち出された「子ども手当」が、中には親の遊興費などに使われ「親手当」と揶揄(やゆ)された。その二の舞いを憂える。高橋氏は「子育ての質の向上に目を向け、親として成長し責任をしっかり果たす。経済の物差しではなく、幸福の物差しを入れるべきだ」と強調した。

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