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【100歳時代プロジェクト・長寿社会を創る(3)】老後の備え、待ったなし 年金4100万円足りない

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【100歳時代プロジェクト・長寿社会を創る(3)】
老後の備え、待ったなし 年金4100万円足りない

明治安田生命保険でも定年延長が導入される。若手社員を指導する山田一郎さんも対象者の一人 =東京都千代田区 明治安田生命保険でも定年延長が導入される。若手社員を指導する山田一郎さんも対象者の一人 =東京都千代田区

 「100歳まで生きるとしたら、どれだけ老後資金をためなければならないんだろう…」

 都内在住の会社員、タクヤさん=仮名=(45)は不安に駆られた。9月に政府が「人づくり革命」について議論する「人生100年時代構想会議」を立ち上げたとの記事を目にしたからだ。

 タクヤさんはメーカー勤めで、手取り年収は650万円。大学に入学した一人息子の入学金と授業料を納め、貯金はゼロになってしまった。老後の備えを相談するため、「人生にお金はいくら必要か」などの著書で知られるファイナンシャルプランナー、岩城みずほさんの事務所を訪ねた。

 岩城さんは試算で、65歳で定年退職し、タクヤさんが100歳まで35年間生きると想定。国の財政状況から年金は年額195万円と見積もり、生活費を現役時代の7割とした場合、残り20年間の現役時代に毎年どれだけ貯蓄する必要があるかをはじき出した。

 「年間約204万円の貯蓄が必要です。現役時代の給与が上がらないと想定すると、手取り収入の約31%を貯蓄に充て続けなければなりません」

 35年間の老後に必要な生活資金は約1億900万円。年金は約6800万円にとどまるので、約4100万円の貯蓄が必要になるという計算だ。住宅ローンの返済が残り、息子の学費もかかる中で月額17万円を貯蓄するのは至難の業だ。

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