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松井守男さん 長崎・五島で創作10年 「島が僕に絵を描かせる」

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松井守男さん 長崎・五島で創作10年 「島が僕に絵を描かせる」

松井守男さんの代表作「遺言」 松井守男さんの代表作「遺言」

 半世紀にわたってコルシカ島などフランスで活躍している画家の松井守男さん(75)が、日本での拠点として長崎県・五島列島の久賀(ひさか)島にアトリエを構えて10年を迎える。2つの島を行き来しながら作品を制作しており、「島の波、空気、太陽…。そのすべてが僕に絵を描かせている」と、ますます精力的に作品を生み出し続けている。(櫛田寿宏)

                  

 久賀島は人口約320人の島。隠れキリシタンたちが弾圧を受けながら200年以上の間信仰を守り続けたことで知られる。旧五輪教会堂のある島の集落は来年の世界遺産登録を目指している。松井さんのアトリエはかつて小学校だった木造校舎を改造したものだ。

 松井さんは1967年に渡仏、一貫してフランスで活動してきた。2008年冬に東京・銀座で個展を開催。このとき、キリスト教関係者に久賀島を紹介され訪れてみた。その際に目にした旧五輪教会堂などに感動し、ここで絵を描くことを決意した。「人は残酷な悪魔になれるし、宗教戦争も引き起こす。人類はそれを歴史的に何度も経験してきた。日本にもそれを感じさせる場所があったことは大きな驚きでした」と振り返る。その上で、祖国に対して感じる「郷愁」で久賀島を選んだのではないことを強調した。

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