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「麻疹」海外で感染、国内で発症 8割が成人、予防接種励行を

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「麻疹」海外で感染、国内で発症 8割が成人、予防接種励行を

関西国際空港で、空港従業員に実施された予防接種=平成28年9月(前川純一郎撮影、画像を一部加工しています) 関西国際空港で、空港従業員に実施された予防接種=平成28年9月(前川純一郎撮影、画像を一部加工しています)

 強い感染力を持ち、高熱や発疹など重い症状が出る麻疹(はしか)。この夏も米疾病対策センター(CDC)が、欧州で麻疹が流行しているとして注意喚起した。日本は世界保健機関(WHO)から「排除状態」と認定されているが、海外からの帰国者が日本に持ち込んだとみられる集団感染が度々起きている。とくに20~30代の大人が感染するケースが多く、対策が求められている。 (平沢裕子)

 肺炎・脳炎で死亡も

 「麻疹は決して子供の軽い病気ではありません」

 今月初旬、東京都内で開催された「トラベラーズワクチンフォーラム研修会」で、国立感染症研究所感染症疫学センター第3室の多屋馨子室長は訴えた。

 麻疹は合併症を引き起こしやすく、肺炎や脳炎を合併すると死亡することもある。また、麻疹をきっかけに、「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」と呼ばれる難病になることも。SSPEは、麻疹にかかって数年が経過してから知能障害やけいれんなどの症状が出て、数年から数十年で死に至る重篤な疾患。多屋室長は「SSPEを予防するためには、麻疹にかからないこと」と指摘する。

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