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天然水産物、輸入の3割が不正な漁獲

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天然水産物、輸入の3割が不正な漁獲

 日本が平成27年に輸入した主要な天然水産物のうち、違法だったり水産当局に漁獲量を報告しなかったりする不正な漁業によるものが3割程度を占めていたとする推計を、カナダ・ブリティッシュコロンビア大などの研究チームがまとめた。

 稚魚の密漁や密輸が指摘される中国からのウナギの比率が最も高かった。土用の丑の日などの大量消費を支えているとみられ、最大で輸入量の75%、1万3603トンに達したと推計している。

 こうした漁業は、適切な規制のないものと合わせ「違法・無報告・無規制(IUU)漁業」と呼ばれる。水産資源の持続的な利用を脅かすとして、米国や欧州連合(EU)は漁獲証明の義務付けなど対策を進めている。チームは日本の取り組みの遅れを指摘し、「対策を強化しないと、欧米に輸出できない違法な水産物が今後、さらに日本に入ってくる」と警告した。

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