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【茨城「正論」友の会】田中寅彦九段・講演要旨 将棋で大切なのは「自分の失敗を認めること」

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【茨城「正論」友の会】
田中寅彦九段・講演要旨 将棋で大切なのは「自分の失敗を認めること」

会場は読者や将棋ファンら約70人の熱気に包まれた=16日、水戸市大町(鴨川一也撮影) 会場は読者や将棋ファンら約70人の熱気に包まれた=16日、水戸市大町(鴨川一也撮影)

藤井聡太四段の強さ

 藤井四段以前にも谷川浩司九段や羽生善治二冠ら中学生でプロになった棋士が4人いた。デビュー以来29連勝という記録は過去の天才棋士たちのデビュー時とは比べものにならない強さだ。記録が途切れてから6局負けたが、勝負の世界では普通。実力者ほど相手に研究され、弱点を突かれる。進路に悩んでいるようだが、高校に進学せず、将棋の神髄を極めてほしい。

日本文化としての将棋

 世界各国に将棋のようなゲームは約100あるが、取った駒を使えるというのは日本の将棋だけで、ルールが長い間変わっていないこともその特徴だ。将棋ブームの今、世界に誇れる日本文化として再認識してほしい。

将棋を通じた人間性の教育

 将棋で一番大切なことは「負けました」と声に出して伝えること、つまり自分の失敗を認めることだ。人間は挑戦すれば失敗するし、競えば負ける。それを認め、乗り越えることで一流の人間になれる。じっくり先を読むということも今の日本に必要ではないか。

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