産経ニュース

【編集者のおすすめ】「沖縄VS日本」図式に一石 『外連(けれん)の島・沖縄―基地と補助金のタブー』

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【編集者のおすすめ】
「沖縄VS日本」図式に一石 『外連(けれん)の島・沖縄―基地と補助金のタブー』

『外連(けれん)の島・沖縄―基地と補助金のタブー』 『外連(けれん)の島・沖縄―基地と補助金のタブー』

 沖縄問題の議論が感情的になりがちなのは、戦後日本の米国依存と平和憲法との矛盾が最も露骨に表れた地域だからです。当初は「翻弄(ほんろう)される沖縄」に理解を示していた著者ですが、「ヤマトは沖縄のためにもっと尽くせ」との要求に接するにつれ、真の自立は遠いと考えるようになりました。

 著者は、安倍政権誕生直前の翁長知事の「経済援助なんていらない、そのかわり、基地は返してください」との発言に注目し、これを実行に移せば、事態は大きく動く可能性があったと指摘します。

 しかし現実には、知事は対決姿勢を強調しつつ、陳情のため霞が関や永田町に足繋(しげ)く通いました。これと同様、時間稼ぎの法廷闘争や、国連での民族自決権の主張も外連(見た目本位の演出)にすぎないと著者は見るのです。

 安倍政権もこの演出にのまれ、2022年度以降の次期計画でも振興予算を延長する方向だと報じられているのには驚きます。

 激しい基地反対運動が振興予算維持に「貢献」する不都合な真実を、県も政府もマスコミも認めません。

続きを読む

「ライフ」のランキング