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【びっくりサイエンス】ストレートか水割りか 酒場のウイスキー論争に科学が終止符?

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【びっくりサイエンス】
ストレートか水割りか 酒場のウイスキー論争に科学が終止符?

ウイスキーの貯蔵樽=大阪府三島郡島本町のサントリー山崎蒸溜所(塚本健一撮影) ウイスキーの貯蔵樽=大阪府三島郡島本町のサントリー山崎蒸溜所(塚本健一撮影)

プロのブレンダーも水で…

 ただし、最初の一口はうまいとしても、表面をすすったあとは出がらしになりそうな気もする…というのは野暮か。また、ウイスキーの匂いを構成する物質はグアイアコールだけでもないので、この論文だけで究極の飲み方と決めつけるのも乱暴だ。論文によるとグアイアコールは、同じウイスキーでも、アメリカやアイルランド製よりもスコッチに多く含まれているという。

 なお、ウイスキー大手のサントリーによると、技術者であるブレンダーもテイスティングの際、60%程度の原酒に水を加えて20%程度にするという。アルコールの刺激が弱まると香りを嗅ぎやすくなり、経験上、溶けている香りも出てくるという。

 では、消費者はバーで水を加えるべきなのかどうなのか-。サントリーは、40%程度の商品に対しても「水を加えると閉じ籠もっている香りが出て、特徴を感じやすくなる」としながらも、「水の量をいろいろ変えて気分やシーンにあわせた楽しみ方をしていただきたい」とのこと。ストレート、水割り、ロック、ハイボール、お湯割り、トワイスアップ(2倍割り)…これだけ飲み方が広がったのも諸先輩の経験のなせるわざ。今回の論文を、違う飲み方を知るきっかけにしてみたい。(科学部 原田成樹)

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