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【びっくりサイエンス】ストレートか水割りか 酒場のウイスキー論争に科学が終止符?

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【びっくりサイエンス】
ストレートか水割りか 酒場のウイスキー論争に科学が終止符?

ウイスキーの貯蔵樽=大阪府三島郡島本町のサントリー山崎蒸溜所(塚本健一撮影) ウイスキーの貯蔵樽=大阪府三島郡島本町のサントリー山崎蒸溜所(塚本健一撮影)

 ストレートか水割りか? 長らく酒場での議論だったウイスキー論争だが、水による希釈がウイスキーの味わいを引き立てることが科学的に明らかになった。英科学誌のサイエンティフィック・リポーツ(電子版)に掲載された。

 水を加えるのは邪道という意見も多いが、一部の愛好家は、ストレートで飲む場合にも味わいを際立たせるために水を数滴垂らすという。経験則によるのだろうが、これらの科学的な理由がよく分かっていなかった。

 ウイスキーは、水とアルコール(エタノール)の2大成分に、焦がした樽から取り込まれる「グアイアコール」やそれに類似した香り成分が混ざっている。グアイアコールは論文では英国の「プルーモ・ベイリー」というせき止め薬にも入っていると紹介されているが、日本の胃腸薬「正露丸」にも多く含まれる分子で、水にも油にも溶けやすい性質を持っている。

 スウェーデンのリネウス大のB・C・G・カールソン氏らは、これらの分子の動きをコンピューターシミュレーションで再現し、グアイアコールが水やエタノールとどのように関係しているかを調べた。その結果、アルコール濃度の変化によって振る舞いが変わり、濃度が59%以上ではグアイアコールはエタノール分子に包囲されているが、45%以下では外側に出てくることが分かった。

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