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【知ってる?!】牛肉パワー(2)1日80グラムで健康長寿

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【知ってる?!】
牛肉パワー(2)1日80グラムで健康長寿

 今年7月に105歳で亡くなった聖路加(せいるか)国際病院の日野原重明名誉院長と、平成24年に92歳で他界した女優の森光子さんには共通項がある。牛肉が好物で、少量でも食べ続けていたという。

 人間総合科学大学元教授で、『正しい肉食』(集英社)などの著書がある熊谷修さんは「肉は老化を遅らせるのに最適の食材です」と説く。栄養状態の指標になる血液中の血清アルブミンは数値が低いほど要介護のリスクが高まる。熊谷さんらが約20年間行った調査では、高齢者が肉類の摂取を増やすと、血清アルブミンが増え、老化に伴う歩行速度の低下を抑えられる。健康長寿の効果が確認されたという。

 肉の摂取量は年をとると減る。厚生労働省の27年国民健康・栄養調査によると、1人1日当たりの肉の摂取量は、最も多い15~19歳が148・0グラムなのに対し、50~59歳が92・9グラム、60~69歳は81・7グラム、70歳以上は61・6グラムまで減少する。

 食物から摂取する栄養は体内にためることができないので毎日補給する必要がある。熊谷さんによると、老化を遅らせるために1日に取るべきタンパク質は、肉と魚介類が各80グラム、卵1個、牛乳200ミリリットルが最適という。中でも大切な肉は牛ヒレ肉なら1切れ(約140グラム)の半分強、ハンバーグは手のひらに載るくらいの大きさが目安になる。

 管理栄養士の牧野直子さんは「朝は卵、昼は外食で肉だったから夜は魚と、1日の食事でバランスを取ると良い」とアドバイスする。(取材協力 日本マクドナルド)

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