産経ニュース

【主張】医療・介護改革 利用者の視点を忘れるな

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【主張】
医療・介護改革 利用者の視点を忘れるな

 さらに、高齢者の要介護度の改善や維持といった成果に応じて、自治体に財源を配分する仕組みも導入する。

 多くの職種が連携することで、介護にかかる費用の抑制に成功した好事例を、全国に普及させようというわけだ。

 本当に必要とする人にサービスを行き渡らせる上で、こうした無駄を無くすべきなのは言うまでもない。

 一方で、利用者には「状態の改善の見込めない重度者が敬遠される」という不安の声もある。要介護度の重い人を医療機関に回し、成果が上がったように見せかける自治体が出てくる懸念も指摘されている。

 過度な成果主義に走ることのないよう、厚労省には「抜け穴」に目を光らせる仕組みを同時につくることを求めたい。

 自己負担割合の引き上げなど負担も増え続けている。国民の理解を得るには、制度の維持性を高めるだけでなく、「利用者本位」の視点を忘れてはなるまい。

「ライフ」のランキング