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【マキャベリ流-是非に及ばず】NOBUNAGA(36)死は苛酷なれど、名声は永遠なり。末長く記憶せられん

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【マキャベリ流-是非に及ばず】
NOBUNAGA(36)死は苛酷なれど、名声は永遠なり。末長く記憶せられん

『太平記英勇伝』の「荒木村重」。口にくわえているのは、「織田信長」が刀に突き刺したまま差し出したまんじゅう(伊丹市立博物館所蔵) 『太平記英勇伝』の「荒木村重」。口にくわえているのは、「織田信長」が刀に突き刺したまま差し出したまんじゅう(伊丹市立博物館所蔵)

 数えで23とされる長治の辞世である。その最期は、信長没後も生きのび、天正14年、「千利休の七哲」とも称される茶人として畳の上で息を引き取った村重とは対照的である。

 「死は苛酷なれど、名声は永遠なり。事は末長く記憶せられん」

 お師匠様が『フィレンツェ史』(※2)に残した格言である。手向けるべきは長治かはたまた村重か…。(編集委員 関厚夫)

                   

 ※1 中央公論社『世界の名著21マキアヴェリ』

 ※2 筑摩書房『マキァヴェッリ全集3』

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