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【筑駒、灘、開成トリプル受験体験記】老いや死…オトナの感覚を求める灘中入試問題「ういてこい」って?

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【筑駒、灘、開成トリプル受験体験記】
老いや死…オトナの感覚を求める灘中入試問題「ういてこい」って?

平成28年灘中学校の国語の入試問題より 俳句で季語「ういてこい」について問うている 平成28年灘中学校の国語の入試問題より 俳句で季語「ういてこい」について問うている

 大人でも解釈が難しい人生の機微への理解を小6男児に求める灘中の試験問題に改めて驚かされた。

 「ういてこい」の問題に出てきた俳人、能村登四郎(のむら・としろう、1911~2001年)の俳句も、玩具を季語に使いながら無邪気な遊びを描いているわけではない。

 長子(ちょうし)次子(じし)稚(わか)くて逝(ゆ)けりういてこい

 長男を6歳で、続いて次男も亡くしたあとに作られた。風呂場に残されたおもちゃを描いているわけで、消えていった小さな命を思うと胸が詰まる。

 子供が6年生になると、とかく親は塾のテストの結果に一喜一憂しがちだ。

 が、健康に育ち、懸命に鉛筆をにぎる子供と同じ目標に向かって進むことができる幸せをこそ思うべきなのだろう。灘中の国語の問題を見直しながらふと気づいた。(文化部 牛田久美)=不定期で掲載の予定

 ●灘中学・高校 1927年、酒造りで有名な灘五郷の嘉納(かのう)家、山邑(やまむら)家などの篤志を受けて旧制灘中学校として創立。「柔道の父」ともいわれる講道館館長、嘉納治五郎(かのう・じごろう)が顧問に就任。校是は「精力善用 自他共栄」。各教科の6~7人が担任団を編成し、卒業まで担任持ち上がり制で6年完全中高一貫教育を行う。生徒数1215人。兵庫・神戸の私立男子校。

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