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【話の肖像画】小児外科医・吉岡秀人(5)医者を“卒業”する、これが今の僕の目標

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【話の肖像画】
小児外科医・吉岡秀人(5)医者を“卒業”する、これが今の僕の目標

ミャンマーの医療現場で、ジャパンハートの活動に参加した若い医師らと語り合う吉岡秀人氏(右)=2016年9月、ミャンマー・ワッチェ村のワッチェ慈善病院(ジャパンハート提供) ミャンマーの医療現場で、ジャパンハートの活動に参加した若い医師らと語り合う吉岡秀人氏(右)=2016年9月、ミャンマー・ワッチェ村のワッチェ慈善病院(ジャパンハート提供)

ジャパンハートは医療、福祉の分野で活動の幅を広げている〉

 ドリームトレインでは、将来ミャンマー社会の中心を担っていくような子供を集めようと思っています。つまり、才能があって勉強したいけれどチャンスがない子供ですね。医師や看護師も育てようと思っています。

 もちろん、僕はこれから先もずっと、海外の現場を動き回っていくつもりです。あとは、日本の地域おこしをやっていこうと思っています。どういう仕組みをつくって、どんな人を必要な現場に回したらいいかということに一生懸命取り組んでいきたいですね。いずれにせよ、医療の現場には行かなければならないと思います。手術するかは別としても、現場に行かないと。頭だけでものを考えて上から目線でやっても、ろくなことはないですから。

 一線を退くと決めたとき、僕の中から出てきたのは、医者を“卒業”するという言葉でした。でも、医者を“辞める”という言葉は出てこなかったんですよ。なぜ辞めるではなく、卒業するという言葉が出てきたのか。その意味は今はまだ分かりません。でもきっと、未来になったらこういう意味だったのかと分かると思います。医者を卒業する、これが今の僕の目標なんです。(聞き手 小林佳恵)=次回は編集者の島本脩二さん

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