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【食育専門家・浜田峰子の魚で元気な未来!(5)】「知る、考える」地域活性化の原点

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【食育専門家・浜田峰子の魚で元気な未来!(5)】
「知る、考える」地域活性化の原点

特産品を使った商品開発に取り組む学生 特産品を使った商品開発に取り組む学生

 私の仕事のひとつに「食を通じた地域活性化」があります。日本各地の特産品を使った商品の開発やメニューの考案を数多く行っています。商品開発は、業者に外注をしている自治体も多いのですが、私はそれぞれの地元の人が主体になって考え、汗をかいて動くことが長い目で見て地域のために重要で、そのための枠組みを作ったり、アドバイスをしたりするのが私の役目だと考えています。

 ですから、漁業者や生産者の方と話し合う機会を作るようにし、「真に地域の特性を生かした商品作りとは?」「地元の人自身が買いたくなる商品とは?」「食べた人が現地に行きたくなる商品とは?」などを徹底的に考える勉強会も開いています。

 商品のネーミングやパッケージも自分たちで考えます。郷土の歴史や気候風土を反映させるため、時には地域のお年寄りに来ていただいて、言い伝えや方言を聞き取ります。灯台下暗しとはよく言ったもので郷里のことは知っているようで知らないことが多いのです。

 そうしたノウハウを学校法人食糧学院で産学連携推進特任教授として学生たちにも教えています。今は宮崎県の魚介類などの特産品を使った商品の開発の依頼があり、指導をしているところです。学生たちにはその産地の大ファンだと言えるほど現地のことを調べさせています。魚の種類や漁場、豊漁のお祭りなどを知ることで、漁業者の方々の気持ちをできるだけくみ取るようにしています。

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