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【消えるがん 消えないがん(中)】「厳しいことを言いますが受け止めてください」 予期せぬステージ4告知…記者の闘い

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【消えるがん 消えないがん(中)】
「厳しいことを言いますが受け止めてください」 予期せぬステージ4告知…記者の闘い

坂井記者のがんをめぐる経緯 坂井記者のがんをめぐる経緯

 産経新聞政治部記者の坂井広志(46)は今、昨年末に発覚したステージ4の小腸腺がんと闘っている。深刻なステージ4に進行するまで、なぜ病魔に気付かなかったのか。

 「明確な症状が表れない限り気付かない」と坂井は振り返る。腫瘍ができた場所が、がんになりにくいといわれる小腸だったことも災いした。

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 最初に異変が起きたのは水戸支局のデスクとして勤務していた昨年10月ごろ。息切れしやすいことに気が付いた。体力の衰えで片付けていたが、症状は徐々に悪化していった。不安になり、水戸市内の中規模病院で血液検査を受けた。

 極度の貧血が認められ、医師の指示ですぐに、国立病院機構「水戸医療センター」で精密検査を受けた。肺から全身に酸素を運ぶ役割を担うヘモグロビンや鉄が、下限基準値を大幅に下回っていた。

 〈このとき診てもらった女医から「ヘモグロビンを作る鉄すらない状況です。突然こんな低い数字になるなんて考えられないです。高山でトレーニングしているようなものです。貧血なので胃腸から出血があるかもしれません」と言われ、愕然(がくぜん)とした〉

 胃の内視鏡検査を実施したが異常は見当たらず、次は大腸を内視鏡で検査する段取りとなっていた。その検査に至る前に病状は急変した。ある夜、デスク業務中に急に激しい吐き気を催し、約10回も嘔吐(おうと)した。

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