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【マンスリー将棋】羽生善治棋聖 藤井聡太四段とのタイトル戦熱望

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【マンスリー将棋】
羽生善治棋聖 藤井聡太四段とのタイトル戦熱望

インターネットテレビの番組で対局した藤井聡太四段(左)と羽生善治棋聖=4月23日(日本将棋連盟提供) インターネットテレビの番組で対局した藤井聡太四段(左)と羽生善治棋聖=4月23日(日本将棋連盟提供)

 7月11日の第88期棋聖戦第4局で斎藤慎太郎七段(24)を破り、棋聖10連覇の新記録を達成した羽生善治棋聖(46)=王位・王座。熱戦から一夜開けた12日、最年少棋士の藤井聡太四段(15)について「早くタイトル戦で戦いたい」と熱い思いを明かした。

 藤井四段が公式戦29連勝の新記録を樹立した6月26日、羽生は「ひのき舞台で顔を合わせる日を楽しみにしています」との言葉を贈っていた。しかし12日のインタビューでは「タイトル戦の舞台に早くやってきてほしい」としながらも、「私自身がどこまで頑張れるか」と気弱な一面ものぞかせた。

 羽生が米長邦雄永世棋聖から初の名人を奪取し頭角を現した平成6年ごろ、タイトル獲得通算64期を誇る第一人者だった中原誠十六世名人(69)が入れ替わるようにタイトル戦の舞台から去っていった。2人の年齢差は23。「中原先生とのタイトル戦は1回もなかった」と、今も羽生は残念がる。だからこそ、31歳差の藤井に自分と同じ思いをさせたくないのだ。藤井将棋を「中学生のときは粗削りというか欠点があると思いますが、彼にそれが見当たらない」と絶賛し、「一つの転機として対戦できたら」と語る羽生。

 かつて谷川浩司九段(55)が関西若手陣に「羽生さんが強いうちにタイトルを奪取せよ」とハッパをかけ、彼らはタイトル戦で次々と挑戦者に名乗りをあげている。藤井は24日、第89期棋聖戦第1次予選で羽生への挑戦を目指し第一歩を踏み出す。(藤田昌俊)

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