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【第30期女流名人戦】予選特選譜第5局(上)劣勢の王に好機到来

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【第30期女流名人戦】
予選特選譜第5局(上)劣勢の王に好機到来

王景怡三段 王景怡三段

 黒 三 段 王  景怡

 白 八 段 小西 和子

 【1~74】持ち時間各3時間

 先番(黒)6目半コミ出し

 日本棋院中部総本部女流陣のトップランナー王景怡(けいい)三段(31)が、関西棋院に乗り込んでの予選決勝の一局である。待ち受けていたのは百戦錬磨のベテラン小西和子八段(44)。対戦成績は小西八段の2勝。王三段にとっては“三度目の正直”を期す対局になった。

 王三段の黒番。左上、黒7から11に、白12とハネ上げて小ナダレ定石へと進んだ。ここ数年ほど、新型が次々と打ち出されて大流行している。黒27のカケまでは昔からある定石手順で、ここで小西八段が白28と右下に転じたのには驚かされた。

 本局解説の釼持丈八段は「相手がどんな新手を用意していたとしても、左上の戦いを継続すべきです」と力説した上で、参考図を示した。白1のツケが唯一のシノギ筋で、白7までと脱出する。このあと黒8、10から20までが新型の一例。

 黒29と白二子を制し労せずしてポイントをあげたと思いきや、釼持八段は「黒Aとしっかりツイでいなくてはいけません。これでは喜びも半減です」と指摘した。Aの周辺に味の悪さを残し、少なからず勝敗に影響を及ばすことになったのである。白36に対し、本来なら黒37と挨拶する義理はなかった。

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