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一橋大学チームが「金賞」 今年は高レベル放射性廃棄物の処分問題でアイデアを競う 「Adfes2017」グランプリファイナル

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一橋大学チームが「金賞」 今年は高レベル放射性廃棄物の処分問題でアイデアを競う 「Adfes2017」グランプリファイナル

 大学生が「高レベル放射性廃棄物の処分問題に関する認知拡大」をテーマに広告プランを競った「Adfes2017」  大学生が「高レベル放射性廃棄物の処分問題に関する認知拡大」をテーマに広告プランを競った「Adfes2017」

 「学生広告の甲子園」と銘打ち、大学の広告研究会やサークルが広告プランを競い合う「Adfes2017」のグランプリファイナルが8日、東京都北区王子の「北とぴあ」で開かれた。さまざまな大学の広告研究会が提案する広告アイデアのNo.1を決める「Adfes」は今年で15回目。今回のテーマ提供企業は、原子力発電に伴い発生する高レベル放射性廃棄物を地層処分するために設立された経済産業大臣の認可法人「原子力発電環境整備機構(略称NUMO=ニューモ)」。

 「Adfes2017」では「高レベル放射性廃棄物の処分問題に関する認知拡大」が訴求テーマとなった。「Adfes」がこうした社会的な課題を取り上げるのは今回が初めて。

 「Adfes2017」には9大学14チームの応募があり、一次選考を突破した5大学7チームがグランプリファイナルに進んだ。各チームは、地層処分に関するシンポジウムに参加したり、瑞浪超深地層研究所(岐阜県)を見学したりするなど、実際の行動を通じて自分たちの問題としてとらえ、「全国の方々がこの問題に関心を持ち、自分ごととして考えてもらうきっかけとなる企画・コンテンツ」の広告プランを完成させた。

 審査の結果、一橋大学「来来来世」チームが金賞を受賞。日本大学「きよの國」チームが銀賞、神戸大学「AdTAS」チームが銅賞に輝いた。

 一橋大学「来来来世」チームの提案は、「手のひらサイズの地層処分」と題し、大学生にとって最も身近なエネルギーの利用シーンであるスマートフォンの充電機会に着目、使い捨てモバイルバッテリーの配布とデジタルサイネージを備えた回収BOXやSNS広告により、利用者に高レベル放射性廃棄物の処分問題を認知させつつ、電気を利用する自分たちが考えるべき問題であることを伝えていく内容。

金賞を受賞した「来来来世」チームの代表者は、「今回は3回目の出場でしたが、去年も一昨年も予選で落ちてしまい悔しい思いでいっぱいでした。諦めずに頑張ってきてよかったです」と喜びを語った。

 「来来来世」チームのプランは、審査員から高い評価を得た。株式会社ドリームデザイン代表取締役でソーシャルグッドプロデューサーの石川淳哉氏は「どのチームのプレゼンも素晴らしかったが、『来来来世』チームが他のチームよりも抜きん出ていたのは、このアイデアを考えた学生となら、日本のエネルギー問題を本当に解決できるかもしれないと感じさせてくれたこと。若者の力を信じ、日本を明るくしたい、どうやったら世の中がよくなるかということを一番考えていたチームが『来来来世』だった」と講評を述べた。

 「来来来世」チームの「手のひらサイズの地層処分」はNUMOとともに実施が検討される。(産経デジタル)

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