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【書評】豊臣秀吉、上杉謙信…最期の言葉に込められた秘めた思い『戦国武将の辞世』加藤廣著

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【書評】
豊臣秀吉、上杉謙信…最期の言葉に込められた秘めた思い『戦国武将の辞世』加藤廣著

『戦国武将の辞世』加藤廣著 『戦国武将の辞世』加藤廣著

 歴史小説家の著者が戦国武将たちの辞世の句などを集めた本書。「最期の言葉にこそ、本音が宿る」と、そこに込められた夢、恨み、怒り、秘めた思いに迫る。

 豊臣秀吉の〈露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢〉には、秀吉が抱え続けた秘密と悲哀を見る。また、「今の世の中に頂門の一針にでも」と上杉謙信の辞世〈四十九年 一睡の夢 一期の栄華 一杯の酒〉を、「女性の歌では最高」という細川ガラシャの辞世も。

 75歳でデビューし、十余年の著者が「より深さのあるものができあがった」という自信作だ。(朝日新書・760円+税)

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