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【アート 美】タイ展 「仏陀遊行像」ほほ笑みの国の仏陀は歩く 日本が影響与えた刀剣も

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【アート 美】
タイ展 「仏陀遊行像」ほほ笑みの国の仏陀は歩く 日本が影響与えた刀剣も

「仏陀遊行像」青銅 スコータイ時代 14~15世紀 サワンウォーラナーヨック国立博物館 「仏陀遊行像」青銅 スコータイ時代 14~15世紀 サワンウォーラナーヨック国立博物館

 タイ族の王国はスコータイ朝(13世紀中期~15世紀中期)に始まり、国際交易国家として栄えたアユタヤ朝(14世紀中期~18世紀中期)、そして現王朝のラタナコーシン朝(1782年~)と続いている。展覧会は現在のタイ文化の基礎が築かれたスコータイ時代よりも前、古代のタイに息づいた仏教美術から出発。そこにはドヴァーラヴァティーやシュリーヴィジャヤといった仏教を篤く信仰する国々があり、さまざまな民族の文化、そして上座と大乗の仏教に、ヒンドゥー教までが混ざり合っている。民族ごとの顔つきの違いが仏像に反映されたり、上座仏教にはめずらしい菩薩像なども見られ、バリエーションは豊富だ。

 例えば、7つの頭を持つ蛇神ナーガがとぐろを巻き、瞑想(めいそう)する仏陀を守っている「ナーガ上の仏陀坐像(ざぞう)」(12世紀末~13世紀)は、マレー半島などを支配していたシュリーヴィジャヤ国の様式。精緻なクメール美術の影響が色濃く表れている。一方、タイ東北部の博物館に所蔵されている名宝は、右半身がヒンドゥー教の男神で最高神のシヴァ、左半身が妃の女神パールヴァティーという珍しい両性具有の「アルダナーリーシュヴァラ坐像」(8~9世紀初)だ。

 仏像だけでなく、仏陀の足跡でその存在を象徴する「仏足跡」や、聖と俗を分ける「結界石」なども、仏教の多様なありようを感じさせる。

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