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【ニッポンの議論】キッズウイーク 久我尚子さん「多様な休み方改革のひとつ」 細川珠生さん「学校現場が混乱し、子供にしわ寄せ」 

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【ニッポンの議論】
キッズウイーク 久我尚子さん「多様な休み方改革のひとつ」 細川珠生さん「学校現場が混乱し、子供にしわ寄せ」 

政治ジャーナリスト、細川珠生さん(左)と久我尚子・ニッセイ基礎研究所生活研究部主任研究員 政治ジャーナリスト、細川珠生さん(左)と久我尚子・ニッセイ基礎研究所生活研究部主任研究員

 --政府は今月中にも官民の合同会議を開き、来年度実施のための制度設計を始める

 「あまりにも突然で考えられない。小学校の学習指導要領が改定される32年度からの導入なら、まだ理解できる。とはいえ改定により、週当たりのコマ数も、外国語や情報教育など学ぶ内容も増える。学校現場が混乱したら、そのしわ寄せは結局子供たちがかぶることになり、反対だ」

 --働き方改革という目的もある。教員の過重労働も課題だ

 「静岡県吉田町のように来年度から夏休みを大幅短縮しようとする自治体がある。年間授業日数を増やし、教員の1日当たりの授業時間を減らし、長時間労働を解消するためだという。ただ、先生が忙しいからといって、休みの日数を先生の働き方に合わせるのは本末転倒だ。夏休みはしっかり休み、その長期休暇にしかできない経験をしたほうがいい。学校のない期間も子供の成長にとって大切だ」

 --キッズウイークは、政府の経済政策「骨太方針」に盛り込まれた

 「経済成長は大事で、人口減少に備えこれからは一層、人材のレベルアップが必要になる。しかし、キッズウイークの目的は、休暇を分散化して、観光収入を増やそうということ。目先の利益にとらわれた施策で一番良くない。子育て世代は、塾代など教育費の負担が大きく、経済状況は苦しい。さまざまな教育負担が変わらない中で、『旅行に行け』といわれても正直困る。人材育成のため、子育てと同様、長いスパンで将来を見据える施策を練ってほしい」

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