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【編集者のおすすめ】日本の大学ならではの「強み」示唆 『オックスフォードからの警鐘 グローバル化時代の大学論』苅谷剛彦著

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【編集者のおすすめ】
日本の大学ならではの「強み」示唆 『オックスフォードからの警鐘 グローバル化時代の大学論』苅谷剛彦著

『オックスフォードからの警鐘』 『オックスフォードからの警鐘』

 昨今話題の絶えない文部科学省ですが、かつて同じように同省が窮地に立たされたことがありました。それは「ゆとり」教育の導入をめぐる熱い論戦。このとき本書の著者・苅谷氏は、建設的な批判と、エビデンス(事実)に基づく政策科学をいち早く訴えたことで名をはせたのでした。

 論客、教育社会学者としても前途洋々だった著者は、なんと定年前に東大教授を辞し、英国のオックスフォード大学教授へと転身しました。

 そのオックスフォードとはどんな大学かというと、ルーツは11世紀にさかのぼるという世界で3番目に古い超・伝統校です。よく見聞きするようになった「世界大学ランキング」において第1位の座を獲得しました(ちなみに東大は39位。アジア圏1位は29位の北京大学)。

 本書では、大学におけるグローバルスタンダードというものが実感をもって説明されています。編集をしながら一番驚いた箇所は、先ほどの大学ランキング。日本は国を挙げて数値目標を設けてランクアップに努めていますが、そもそもこれは英国の外貨獲得「産業」で、日本はその“罠(わな)”にまんまと引っかかっているというのです。

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