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【強毒アリ】「このアリはヒアリでは」…問い合わせ集中 環境省、冷静な対応を求める

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【強毒アリ】
「このアリはヒアリでは」…問い合わせ集中 環境省、冷静な対応を求める

東京・大井ふ頭のコンテナから見つかったヒアリ=7日(環境省提供) 東京・大井ふ頭のコンテナから見つかったヒアリ=7日(環境省提供)

 ヒアリの国内定着を水際で阻止すべく、環境省は全国68港で生息調査や毒入りの餌による駆除を決めた。地方環境事務所には「このアリはヒアリではないか」との問い合わせが集中しているが、環境省は「刺されても重症化する例は少なく、定着もしていない」と冷静な対応を求めている。

 初の発見は5月26日。中国・南沙港から貨物船で運ばれ、神戸港で陸揚げ後、兵庫県尼崎市に移送したコンテナにいた。複数の女王アリを含め、計500匹超。その後、神戸港、大阪港でも確認された。

 愛知県では名古屋港で陸揚げしたコンテナの移送先である春日井市でも見つかった。内陸部での発見だが、環境省の担当者は「どの港から運ばれたか分かっており、それほど脅威ではない」と説明する。

 関係者は、女王アリを含む集団が港の外にいるかどうかを注視。国立環境研究所の五箇公一室長は「家族単位で移動し、適した営巣環境を見つけると分布拡大につながる」と指摘する。

 各地の地方環境事務所には多くの情報が寄せられているが、これまで調べた範囲ではヒアリでないケースが大半。特徴である赤茶色は、同じ外来種のアカカミアリとも似ており、判別は専門家でないと困難だ。

 環境省の担当者は「ヒアリは日本に定着していないと考えており、刺される可能性は低い。刺されても、海外の事例では症状が重くなるケースは少ないと知ってほしい」としている。

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