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【浅川ダム報道陣に公開】曲折たどった治水対策 脱ダム宣言象徴、3月から運用 長野

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【浅川ダム報道陣に公開】
曲折たどった治水対策 脱ダム宣言象徴、3月から運用 長野

上流側から見た県営浅川ダム。底に排水口が設けられた穴あきダムの構造となっている 上流側から見た県営浅川ダム。底に排水口が設けられた穴あきダムの構造となっている

 田中康夫元長野県知事による「脱ダム宣言」の象徴ともなった県営浅川ダム(長野市)が完成し、県は12日、施設内を報道陣に公開した。ダムの建設工事をめぐっては、地元住民の一部が活断層の存在などを主張し、反対運動を展開。一方で、長野市の中心市街地を流れ、氾濫を繰り返してきた「暴れ川」の浅川(長野市-小布施町、延長17キロ)流域の住民は、完成を心待ちにしていた。曲折をたどった治水対策を振り返る。(太田浩信)

                     

 浅川ダムの本体の高さは53メートル、横幅165メートルで最大貯水量は110万立方メートルに上る。周辺の付け替え道路も含めた総事業費は約380億円。浅川の流域全体で実施された河川改修事業と、千曲川との水位差で豪雨時に浅川の水があふれる「内水氾濫」への対策も講じたため、市街地の洪水も防げるという。内水の対策事業も今年度中にほぼ終了する。

 工事の最終段階として昨年10月~今年2月、排水口(高さ1・45メートル、幅1・3メートル)をふさいで満水状態にする試験湛水(たんすい)が行われた。その結果、ダム本体や周辺の地形に異常はなく、3月から運用が開始された。

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