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乳がん、乳房摘出せず治療 徳島大グループが新薬開発 3年後の実用化目指す

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乳がん、乳房摘出せず治療 徳島大グループが新薬開発 3年後の実用化目指す

乳がんの新ホルモン療法 乳がんの新ホルモン療法

 片桐氏は平成26年、乳がん細胞だけにあるタンパク質「BIG3」が「PHB2」の働きを阻害するシステムを解明し、今回の研究につなげた。安全性や効果を調べる大型動物への非臨床試験を経て、3~5年後の実用化を目指している。

 がん遺伝子研究の世界的権威、中村祐輔シカゴ大教授は「がん細胞は自分を防御する性質も備えるなど、抗がん剤や分子標的薬を投じてもなかなか消えない。この新しいメカニズムから攻撃する方法はがん医療の常識を変えるかもしれない」と評価している。

                   

 【用語解説】エストロゲン依存性乳がん

 女性ホルモン「エストロゲン」を“エサ”として、がん細胞が増殖する乳がん。乳がんの薬物療法の分類であるサブタイプでは、ホルモン受容体陽性型のルミナールタイプに入る。日本の患者の約7割がこのタイプに属する。

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