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【第88期棋聖戦】羽生善治棋聖が大熱戦を制す 斎藤慎太郎七段が混戦に持ち込むもかわし、追い詰める

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【第88期棋聖戦】
羽生善治棋聖が大熱戦を制す 斎藤慎太郎七段が混戦に持ち込むもかわし、追い詰める

第4局を制し、棋聖戦10連覇を達成した羽生善治棋聖(右)=11日午後、新潟市の岩室温泉「高島屋」(春名中撮影) 第4局を制し、棋聖戦10連覇を達成した羽生善治棋聖(右)=11日午後、新潟市の岩室温泉「高島屋」(春名中撮影)

 新潟市の岩室温泉「高島屋」で11日に行われた第88期棋聖戦五番勝負第4局。挑戦者の斎藤慎太郎七段(24)が午後7時23分、「負けました」と深々と頭を下げ、決着がついた。

 羽生善治棋聖(46)が2勝1敗で迎えた第4局の戦型は今シリーズ初の横歩取り。激しい展開が予想されたが、お互いに小考が続き、スローペースで静かに進んだ。

 昼食休憩明け、38手目に後手の斎藤が飛車の横利きを止める△7四歩を突く。「序盤での勝負手ですね」と副立会人の飯島栄治七段。立会人の石田和雄九段が「羽生さんの(41手目で指した)6六にある角がうまく働くかどうかが本局のポイント」と指摘。斎藤は48手目で、角交換した角を△2八の地点に打ち込んだ。

 羽生はこれに冷静に対応し、49手目で▲5六飛と斎藤の5四にある飛車にぶつけ、飛車交換。53手目でその手駒にした飛車を▲2一飛と打つと、「6六の角が受けにも攻めにも利いている。羽生さんのすごさですね」と石田九段。羽生は、その後も61手目▲2三歩~79手目▲2三桂成と冷静に指し回してじわじわと後手玉に迫った。終盤、斎藤が混戦に持ち込んだがかわし、追い詰めた。石田九段は「斎藤七段はすごい頑張り、粘りでしたね」と話した。

 斎藤七段の話「本局は早い段階で苦しい将棋になってしまった。タイトル戦は緊張感もありましたが、集中力を保ち対局できたのは大きな収穫だった」

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