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ケアマネジャーなどの資格、志望者減 待遇に見合わない責任や負担 「介護の質」低下懸念

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ケアマネジャーなどの資格、志望者減 待遇に見合わない責任や負担 「介護の質」低下懸念

研修を受けるケアマネジャー=水戸市 (日本介護支援専門員協会提供) 研修を受けるケアマネジャー=水戸市 (日本介護支援専門員協会提供)

 高齢者が増える中、介護保険を利用する人のケアプランを作るケアマネジャーや介護福祉士を目指す人が減っている。平成28年度の資格試験の受験者や合格者は減少、人気低下が鮮明になった。研修時間増など制度変更が要因とされるが、背景には待遇に見合わない責任や負担の大きさがある。いずれも現場で中心的な役割を担うだけに、なり手が減れば介護の質の低下を招きかねない。

◆多忙極める

 東京都の高野清美さん(44)は、5年間務めた在宅介護でのケアマネジャーを辞めた。今は訪問介護事業所で、サービス提供の責任者を務める。

 ケアマネジャーは介護保険開始と同時に制度の要として創設された。比較的待遇が良いため、ヘルパーや介護福祉士が目標にするケースも多い。

 ケアマネジャーとしての高野さんの仕事は多忙を極めた。月1回の利用者宅への訪問に加え、関係者を集めたケア会議の開催、医師や看護師、事業者や家族との調整。書類作成も多く「利用者のために自分がいるのか、書類のためにいるのか分からなかった」。

 時間に関係なく呼び出され、夜に子供を置いて利用者宅に駆け付けたことも。「医療の知識やコミュニケーション能力も求められ、自分には無理だ」と離職を決めた。

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