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川崎市、小中生キャンプ急遽中止 募集が旅行業法に抵触

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川崎市、小中生キャンプ急遽中止 募集が旅行業法に抵触

 川崎市は市内の小中学生を対象に毎夏行ってきた地域間交流事業「ふれあいサマーキャンプ」について、今年の実施を急遽(きゅうきょ)中止したと発表した。市による参加者募集が旅行業法に抵触すると分かったため。市教育委員会などの実行委員会は参加予定だった81人に中止を伝達した。

 同事業は子供たちに、自然や文化に触れさせることを目的として平成2年に開始。

 今年は7~8月に島根県、和歌山県、北海道など5コースを用意し、それぞれ3泊4日の日程でソーセージ作りやカヌー体験などを行う予定だった。

 旅行業法では国や県に登録した旅行業者でなければ参加募集や集金はできないが、同事業は登録のない実行委が行っていた。6月中旬、海老名市議会で類似の事例の指摘があったことを受け、川崎市の実行委が自主的に事業を検証した結果、違法性が判明した。

 市は「業者に依頼して中止を回避しようとしたが、開催日が迫り、困難だと分かった」と経緯を説明。来年以降は業者と協力して実施を目指すとしている。

 市は同事業のほか、幸、中原、宮前、多摩の各区役所が行うウオーキングや自然体験の5事業についても法抵触の疑いがあるとして対応を検討している。

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