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台風通過後に「線状降水帯」が出現、島根県の特別警報で気象庁会見

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台風通過後に「線状降水帯」が出現、島根県の特別警報で気象庁会見

 島根県に5日午前6時に出された大雨特別警報について、気象庁は同日午前7時から記者会見を開き、今回の大雨は台風通過後に梅雨前線が南下したことで、積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」が形成されたとの見解を明らかにした。島根県の大雨は5日昼前ごろまで続く見通し、同庁は土砂災害や浸水害に強い警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、5日未明にかけて列島の東海上へ抜けた台風3号の影響で湿った空気が残っていたところ、大陸側の高気圧に押されて梅雨前線が南下。前線に沿う形で東北南部から中国地方にかけての範囲で「狭い雲の流路」(同庁)ができた。そこへ太平洋高気圧の縁を回るように温かく湿った風が断続的に流れ込み、大雨を降らせる積乱雲が次々と狭い範囲に集中した。

 線状降水帯は長さ300キロ、幅50キロに及ぶこともあり、数時間にわたり猛烈な雨を降らせ続ける。平成27年の東日本豪雨、27年の広島土砂災害で原因となり、甚大な被害をもたらした。

 気象庁は島根県では多い所で6日午前6時までの24時間雨量150ミリと予想。梶原靖司予報課長は「非常に狭い範囲で猛烈な雨になっている。ただちに避難するなど適切な行動を取ってもらいたい」と最大限の警戒を求めた。

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