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【加藤一二三・九段引退】数多くの記録残し、伝説に終止符 「ひふみん」の愛称で親しまれる

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【加藤一二三・九段引退】
数多くの記録残し、伝説に終止符 「ひふみん」の愛称で親しまれる

加藤一二三・九段 加藤一二三・九段

 60年以上の棋士人生を通し、居飛車党を貫き、定跡の進歩にも貢献してきた。中でも棒銀戦法は研究に研究を重ね、「加藤棒銀」と呼ばれる攻撃が有名。一つの戦法を突き詰め、徹底的に真理を求める姿は、多くの棋士に影響を与えた。妥協を許さない長考派で知られる。わずか6手目で長考に沈んだ時は、「こんな段階でいったい何を考えているのか」と相手はいぶかしがったが、加藤九段は「気力が充実してくるのをじっと待っていた」と明かした。

 昨年12月には、最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)のデビュー戦で対局し大きな話題を呼んだ。“62歳差対決”に敗れた加藤九段はこのとき、「攻めが強いし寄せが早い。大局観がすばらしいし受けもしぶとい」と、“天才少年”の快進撃を予言するかのように絶賛していた。

 「今度は勝つ自信があります」。藤井四段との再戦を熱望していた加藤九段だが、20日をもってそれも叶わぬ夢となった。

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