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【健康カフェ】(85)飲酒と健康 肝硬変、がん…飲み方見直そう

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【健康カフェ】
(85)飲酒と健康 肝硬変、がん…飲み方見直そう

 糖尿病などで通院している40代男性はお酒が大好きで、毎日飲むとのこと。特に同僚と外で飲む時は、ついつい時間が長くなり、かなりの量を飲んでしまうそうです。血液検査をすると、糖尿病はまずまずですが、肝機能を示す値が毎回、正常範囲を大きく超えています。本人も気にはしているようで、検査前は1週間禁酒するなど、一時的であっても検査値を良くしようとしています。

 飲酒量が日常的に多い人の大半は脂肪肝で、酒量が多い状態が続けばアルコール性肝炎となり、肝硬変、肝臓がんへと続いていきます。肝臓がんはもちろんのこと、肝硬変も死亡の直接の原因となる病気です。日本では肝硬変や肝臓がんの原因の8割はB型やC型の肝炎ウイルスですが、肝炎ウイルスによる肝障害もアルコールによって進行が早められてしまいます。

 アルコールが悪さをするのは、肝臓だけではありません。膵(すい)炎▽口や食道などにがんを発生させる▽高血圧▽不整脈▽心臓を含めた体の筋肉や神経に炎症を起こす▽朝から飲酒していないといられないような精神的依存状態に陥る-など多岐にわたります。

 アルコールによる障害を防ぐには、酒量を減らす以外にありません。自分の飲み方が健康を脅かす危険なものかどうかを知り、そうであれば早いうちに変える努力をしてほしいものです。

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