産経ニュース

帯状疱疹、高齢化で増加確実 ワクチン定期接種を検討

ライフ ライフ

記事詳細

更新


帯状疱疹、高齢化で増加確実 ワクチン定期接種を検討

帯状疱疹の仕組み 帯状疱疹の仕組み

 その後、加齢やストレス、疲労などで「細胞性免疫」と呼ばれる免疫力が低下すると、潜伏ウイルスが再活性化し、帯状疱疹として現れる。全国統計はないが、香川県の小豆島で平成24年までに行われた大規模疫学調査によると、50歳以上で年間100人に1人余りが発症すると分かった。

 ◆細胞性免疫

 この研究に携わった浅田秀夫・奈良県立医大教授(皮膚科)によると、帯状疱疹のリスクがある水痘の既感染者は成人の9割を超す。細胞性免疫は50歳ごろから低下するため、「高齢化が進めば患者はますます増加する」という。

 帯状疱疹で厄介なのは、発疹は治っても神経の損傷が残り、帯状疱疹後神経痛(PHN)が少なくないこと。浅田さんらの研究で、細胞性免疫が低下するとPHNになりやすく、症状も重いと分かった。日本で今後、帯状疱疹が増えると予想される背景にはもう一つ要因がある。26年10月から子供の水痘ワクチンが定期接種になり、それまで毎年約100万人発生していた患者が激減したのだ。

 子供で水痘が流行していると、既感染の成人の免疫が刺激され帯状疱疹の発症が抑えられる-という有力な仮説がある。実際、一部の研究で、水痘の患者が多い時期は帯状疱疹が少ないと報告されている。

続きを読む

このニュースの写真

  • 帯状疱疹、高齢化で増加確実 ワクチン定期接種を検討
  • 帯状疱疹、高齢化で増加確実 ワクチン定期接種を検討
  • 帯状疱疹、高齢化で増加確実 ワクチン定期接種を検討

「ライフ」のランキング