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第157回芥川賞・直木賞の候補作発表
第157回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が20日付で発表された。芥川賞候補は今村夏子さん(37)らの4作。候補4作は戦後では最少という。直木賞候補には初ノミネートとなる佐藤正(しょう)午(ご)さん(61)らの5作が入った。選考会は7月19日に東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。候補作は次の通り(敬称略)。
【芥川賞】今村夏子「星の子」(小説トリッパー春号)▽温又柔(おんゆうじゅう)「真ん中の子どもたち」(すばる4月号)▽沼田真佑「影裏(えいり)」(文学界5月号)▽古川真人「四時過ぎの船」(新潮6月号)
【直木賞】木下昌輝「敵の名は、宮本武蔵」(KADOKAWA)▽佐藤巖太郎「会津執権の栄誉」(文芸春秋)▽佐藤正午「月の満ち欠け」(岩波書店)▽宮内悠介「あとは野となれ大和撫子」(KADOKAWA)▽柚木麻子「BUTTER」(新潮社)