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【ネットの話題】日本初の雑誌図書館「大宅壮一文庫」 インターネット隆盛で経営危機もネットの力で資金が集まり、存続に希望も

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日本初の雑誌図書館「大宅壮一文庫」 インターネット隆盛で経営危機もネットの力で資金が集まり、存続に希望も

女優、沢口靖子さんが表紙の「週刊サンケイ」(昭和62年1月22号)など現在は発行されていない雑誌も大切に保管されている=東京都世田谷区の大宅壮一文庫(伊藤洋一撮影) 女優、沢口靖子さんが表紙の「週刊サンケイ」(昭和62年1月22号)など現在は発行されていない雑誌も大切に保管されている=東京都世田谷区の大宅壮一文庫(伊藤洋一撮影)

 国内に流通する主要な雑誌などをそろえる日本初の雑誌図書館「大宅壮一文庫」(東京都世田谷区)が、5月に財政立て直しを図りクラウドファンディングを利用した支援を呼びかけたところ、3日間で目標金額の500万円を獲得した。利用者離れが進み、年間2千万円の赤字が続いている同文庫にとっては、久々の明るい話題。インターネットの隆盛で苦境に立たされた図書館が進化するネットに助けられた形だ。

驚くほどの早さで達成

 同文庫が、インターネットを利用し運営資金を募るクラウドファンディングで支援を呼びかけたのは、5月18日。「6月30日までに500万円を集め、1万種類78万冊の雑誌の記事索引データベースシステム改修費用などを捻出したい」としていたが、報道された効果もあってか、わずか3日間で目標額に到達した。

 その後も支援は寄せられ、6月16日正午現在で607人から675万円を集めた。予定通り、今月30日午後11時まで募集している。

 「これほど短期間に、これだけの方々からご賛同を得られるとは、まったく予想していなかった。皆様からいただいた声を、あだやおろそかにはできないと思うとともに、身が引き締まる思いです」

 そう話すのは同文庫の事務局、鴨志田浩さん。

 国内最大級のクラウドファンディングサイト「レディーフォー」の大久保彩乃・広報部マネージャーは、次のように分析する。

 「赤ちゃんを虐待死から救う事業に9日間で2500万円の支援が寄せられたことがあるが、今回の達成も驚くほど早かった。(ジャーナリストの)津田大介さんらがツイッターなどで広めてくださったおかげで、大宅文庫の存在を知らなかった若い世代やネットユーザーにも情報が届いたのでは」

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