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街照らす「ホタルの光」を守れ! 逗子市が生息環境守るLED街路灯を設置 「住民との共存を」

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街照らす「ホタルの光」を守れ! 逗子市が生息環境守るLED街路灯を設置 「住民との共存を」

田越川周辺を舞うホタル(逗子市民提供) 田越川周辺を舞うホタル(逗子市民提供)

 梅雨入り前後、暗闇で幻想的な光を放つホタル。神奈川県逗子市は今年から、ホタルの生態に影響を与えにくい暖色系のLED街路灯を生息地周辺に設置し、まちぐるみでホタルを守る取り組みを進めている。「“ホタル仕様”のLED灯設置は全国的に極めて珍しい」(専門家)としており、ホタルと住民の共存に注目が集まる。

 「こんなにホタルが輝きを放つ年は初めて。正直、驚いている」。同市沼間でホタルの生息環境の保全に取り組んでいる清水一良さん(74)はこう語る。

 昨年の2倍に

 三浦半島内陸部を源流に約6キロにわたって逗子市内を流れる田越川では、梅雨入り前後に同川上流の同市沼間周辺約1キロにわたって、ホタルが乱舞する姿を見ることができる。今年はホタルの生態に配慮し、ホタルの光をより確認しやすくなった暖色系のLED街路灯を設置したこともあり、清水さんは「発生数は昨年の約2倍」と語る。

 沼間地区では、住民の防犯意識の高まりから、既設の蛍光灯よりも明るいLED街路灯の設置が検討されてきた。これに伴うホタルへの影響について、住民グループが同市出身の理学博士でホタル研究を行っている大場信義さん(71)に相談したところ、大場さんは「街路灯の輝度が高いと、(光を放つ)ホタルの求愛行動の障害になる」と指摘したという。

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