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【上野動物園パンダ出産】涙の会見をした土居前園長「これからが大事」、小宮元園長「落ち着いて育児してくれる」

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【上野動物園パンダ出産】
涙の会見をした土居前園長「これからが大事」、小宮元園長「落ち着いて育児してくれる」

平成24年7月、赤ちゃんパンダが死んだ際の記者会見で、涙を拭った当時の土居利光園長=東京都庁 平成24年7月、赤ちゃんパンダが死んだ際の記者会見で、涙を拭った当時の土居利光園長=東京都庁

 上野動物園のジャイアントパンダの2世誕生は、動物園関係者らの悲願だった。歴代の園長らは安堵に顔をほころばせつつ、5年前は赤ちゃんの死に直面しているだけに「これからの育児が大事。頑張って」と新米ママへエールを送る。

 東日本大震災直前の平成23年2月下旬。20年にリンリンが死んで上野動物園にパンダがいなくなって以降、約2年10カ月ぶりに中国からやってきたのが雄のリーリーと雌のシンシンだった。

 「輸送されてきたばかりなのに竹をむしゃむしゃ食べ、ふんもたっぷりする。感激した」と振り返るのは当時園長だった小宮輝之さん(69)。4月のお披露目には開園前から3千人以上が列をなす騒ぎとなったが、大勢の観客にも動ぜず、堂々と旺盛な食欲を見せる2頭。「赤ちゃん誕生も近いかも」と期待が膨らんだ。

 翌24年、期待通り上野動物園初の交尾による自然繁殖に成功。雄の赤ちゃんが生まれるが、6日後に母乳を気管支に詰まらせ死んでしまう。

 「飼育係の女性職員が真っ青な顔で泣いていた。24時間態勢で必死にやってきた仲間たちの顔が頭に浮かび、涙が止まらなかった」。赤ちゃんの死に直面した前園長の土居利光さん(65)は「シンシンも初めてなりに子供を抱っこして母乳をあげ、子育てをしていたのに…」と無念さをにじませる。

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