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【原発最前線】衝撃的被曝で「ずさん」続々 核物質26年放置 除染不十分 汚染室内に3時間…

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【原発最前線】
衝撃的被曝で「ずさん」続々 核物質26年放置 除染不十分 汚染室内に3時間…

核燃料物質を包んだ内部の袋が破裂し、作業員が被曝した金属製貯蔵容器(原子力機構提供) 核燃料物質を包んだ内部の袋が破裂し、作業員が被曝した金属製貯蔵容器(原子力機構提供)

 ただ、5人のうち3人は機構の鼻腔内検査で最大24ベクレルのアルファ線が検出されており、内部被曝の恐れは依然残っている。放医研によるプルトニウム以外の核種の検出についても、機構は「把握していない」としている。内部被曝については、放医研が排泄(はいせつ)物の検査なども含めて慎重に評価を行っている。

「プルトニウムに慣れすぎている」

 機構の児玉敏雄理事長は8日、職員に対し、核燃料物質を扱う類似の全作業を停止するよう指示。「機構の存続にも影響を及ぼす重大な、深刻な事態」と認識し、「放射性物質を取り扱う自覚と緊張感を持つこと」などを求めた。

 「結局、プルトニウムに慣れすぎているのではないか」。規制委の田中俊一委員長は、7日の定例会見で苦言を呈した。「もんじゅ」をめぐって「出力運転を安全に行う資質がない」と機構に見切りを付ける勧告を文部科学相に行った規制委の内部には、今回の事故についても「また機構か」という空気が漂う。

 機構は19日までに規制委に対し、今回の事故の状況と処置を報告することが法令で義務づけられている。袋はなぜ破裂したのか。今回の貯蔵容器と同種のものとされる容器は、同センター内にあと20個あるという。その点検をどうするのか。汚染された108号室への対処は、そして5人を今後どのように遇するのか。さらなる失点は許されない状況にある。

 ■日本原子力研究開発機構=日本で唯一の原子力に関する総合的研究開発機関。平成17年、旧日本原子力研究所と旧核燃料サイクル開発機構が統合し、独立行政法人として発足。27年、国立研究開発法人に改組。高速増殖原型炉「もんじゅ」、高速実験炉「常陽」、高温工学試験研究炉(HTTR)、試験研究用等原子炉施設(JRR-3)などの施設を保有している。

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