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【原発最前線】衝撃的被曝で「ずさん」続々 核物質26年放置 除染不十分 汚染室内に3時間…

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【原発最前線】
衝撃的被曝で「ずさん」続々 核物質26年放置 除染不十分 汚染室内に3時間…

核燃料物質を包んだ内部の袋が破裂し、作業員が被曝した金属製貯蔵容器(原子力機構提供) 核燃料物質を包んだ内部の袋が破裂し、作業員が被曝した金属製貯蔵容器(原子力機構提供)

ルーズな放射性物質管理

 そもそも、点検は何のために行われたのか。

 規制委は昨年11~12月の保安検査で、機構を含む10施設で核燃料物質を入れた容器がフードなど貯蔵施設以外に置かれていることを確認し、今年2月、改善を指示した。10施設のうち、最大35年以上に及ぶ長期間の放置が確認されたのは、同センターなど機構の施設だけだった。

 規制委によると、改善指示後、同センターでは貯蔵施設外に置かれた核燃料物質が新たに見つかった。燃料研究棟にはすでに上限の80個の貯蔵容器がある。機構は貯蔵施設のスペースを空けるため、2月から80個の容器の中身の確認を始めた。これが点検の目的だ。すでに31個の点検を終え、より雑多な核物質が入っている容器を今回初めて開封したところ、事故に至ったという。

 袋が破裂した容器は平成3年に封印され、以来26年間、開封されていなかった。中身について機構は「どういう物がどういう形態で入っていたのか、古いので特定できていない」としている。

汚染された部屋に3時間とどまる

 作業員は同11時37分、自分たちの手足が放射性物質で汚染されていることを確認。報告を受けた機構は正午、現地対策本部を設置した。その後、部屋から5人の退出が始まったのは午後2時半だった。作業員は放射性物質で汚染された部屋に3時間以上、とどまっていたことになる。

 なぜ、これだけ時間がかかったのか。

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