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益田ミリさん新刊「今日の人生」 幸せは日常の中に

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益田ミリさん新刊「今日の人生」 幸せは日常の中に

 嫌なことがあった日も、年齢を感じた瞬間も、おもしろいことに出合った時間も、全ては自分を作る大切なかけら-。漫画家の益田ミリさん(48)の新刊『今日の人生』(ミシマ社)は、日常に起こる何げない出来事をつづったエッセー漫画だ。「何も起こらない日なんてない」と、毎日のいとおしさに気づかせてくれる。

 ミシマ社のウェブマガジンで平成25年から月1回連載している漫画に、書き下ろしを加えた作品。タイトル通り、印象に残った一日が切り取られている。わずか2コマで終わる日もあれば、何ページにもわたる日もある。益田さんは「今日一日が積み重なって自分の人生になるというイメージです。小さなことにも心が揺れるし、それが集まって私ができている。連載を通じて、人生は大きなできごとだけではないと痛感しました」と話す。

 ファミリーレストランで、少女が父親に「おいしいのどれ?」と聞く様子をほほえましく見守るかと思えば、夕飯にコロッケを買ったときに、亡くなった父を思い出す。誰かに話すわけではないけれど心に残った言動がシンプルな言葉とともに胸に迫る。「最近は会話にオチが求められる世の中だと感じています。ふと思っても言えないことがたまっている」と益田さん。

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