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まちライブラリー、全国に 「本」通じ「人」と出会う

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まちライブラリー、全国に 「本」通じ「人」と出会う

湯上がりに本を楽しむ人が多い=東京都世田谷区のそしがや温泉21 湯上がりに本を楽しむ人が多い=東京都世田谷区のそしがや温泉21

 銭湯や市役所、カフェなど町のさまざまな場所で本と出会える-。個人や団体などが運営する、「まちライブラリー」と呼ばれるミニ図書館が全国に広がっている。本を通じた、人とのゆるやかな交流が魅力で、地域の居場所作りにつながっているようだ。(油原聡子)

 湯上がりに

 5月下旬の日曜日。東京都世田谷区の銭湯「そしがや温泉21」は大勢の家族連れでにぎわっていた。近くに住む地方公務員、田中大輔さん(34)がロビーでくつろいでいると、長男の幸翔くん(4)が本棚から、仕掛け絵本を取り出して読み始めた。

 この本棚は昨年3月に設置された「銭湯ふろまちライブラリー」と呼ばれるミニ図書館だ。約200冊の蔵書はすべて寄贈されたもの。絵本や小説、育児本などさまざまな種類の本が並び、貸し出しもしている。「子供が絵本に触れる機会にもなるし、湯上がりの時間に読むのにちょうどよい」と田中さん。

 ライブラリーを運営しているのは、入浴剤メーカー「バスクリン」の社員、高橋正和さん(30)だ。銭湯活性化を目指し、そしがや温泉21の協力のもと、取り組みを始めた。高橋さんは「絵本があるので親子連れの姿が増えました。本が銭湯に来るきっかけになっているようです」。

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