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初の“宇宙マウス”誕生 人類永住に道? 山梨大

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初の“宇宙マウス”誕生 人類永住に道? 山梨大

国際宇宙ステーションで保存された精子から生まれたマウスの子(山梨大・若山照彦教授提供) 国際宇宙ステーションで保存された精子から生まれたマウスの子(山梨大・若山照彦教授提供)

 宇宙で長期保存したマウスの精子を使って子を誕生させることに山梨大などの研究チームが世界で初めて成功した。宇宙の過酷な環境に置かれた精子でも生殖が可能と分かったことで、人類が将来、月面などに永住する道が開けそうだ。

 チームは平成25年、凍結乾燥したマウスの精子を物資補給機「こうのとり」で国際宇宙ステーション(ISS)に運んだ。日本の実験棟「きぼう」の冷凍庫で9カ月間にわたって保存した後、米国の宇宙船で地上に回収した。

 精子は地上の100倍の放射線にさらされDNAに若干の損傷が確認されたが、人工授精で受精卵を作り、仮親のメスのマウス87匹に移植した結果、73匹の“宇宙マウス”が誕生した。いずれも正常で繁殖能力もあったことから、DNAの損傷は受精や繁殖に影響しない程度だったとみている。

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