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【編集者のおすすめ】『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』西山耕一郎著

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【編集者のおすすめ】
『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』西山耕一郎著

 ■何歳からでも引き締まる

 永六輔さんや女優・森光子さんをはじめ、近年、「肺炎」による訃報をよく耳にする。

 ここに、それを表した統計がある。この50年間、日本人の死因は「がん、心臓疾患、脳卒中」が不動のトップ3だった。しかし2011年、半世紀ぶりに順位が入れ替わり、「肺炎」が3位に浮上。いまや社会問題化している。

 いったいなぜだろうか。

 お察しの通り、その背景には「超高齢化」がある。

 本書は、肺炎の予防とのどの強化をテーマにした、類を見ない一冊。肺炎のしくみから、1日5分の肺炎予防「のど体操」まで、イラスト付きでわかりやすく解説している。

 ちなみに、のどの筋肉が衰えると、誤嚥(ごえん)(食べ物を誤ってのみ込むこと)の危険が高まる。誤嚥が肺炎のきっかけになるのはよく知られているが、驚くべきは、のどの老化が40代から始まっているという事実だ。本書によれば、よくムセる、せきこむ、声がかすれる、痰(たん)がからむといった症状のある人は、誤嚥性肺炎の予備軍。放っておけば最悪、胃ろう(胃にチューブ等で直接栄養を投与する方法)の人生さえ考えられるという。

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