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【鉄オタとカレーファンに衝撃】ナイアガラ“名物駅長”逝く 「鉄道」+「食」の草分け 豪華寝台「四季島」の原点?

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【鉄オタとカレーファンに衝撃】
ナイアガラ“名物駅長”逝く 「鉄道」+「食」の草分け 豪華寝台「四季島」の原点?

平成14年8月に取材した際の内藤博敏駅長 平成14年8月に取材した際の内藤博敏駅長

 カレーの味の決め手となる油と香辛料は、銀座のインド料理の名店「ナイルレストラン」から仕入れる本格派。りんごやパパイアのジャムを手作りした上でカレーに投入する、丁寧なレシピに優しさがにじむ。子供向けの「甘口カレー」は辛みのないスパイスを調合した上、2時間もかけて小麦粉を炒(い)り、とろみと色を付けている。それは内藤駅長の子供時代、乏しい食材を工夫して作ってくれた母のカレーライスが原点だ。

疎開先の感激が出発点

 生まれも育ちも目黒区祐天寺。生家は現在の店のある場所だが、9歳のとき、先の大戦の戦況悪化で姉と2人で富山県に疎開することになった。同級生にもなじめず、母のいる東京恋しさから何度も足が向かったのは北陸本線泊駅(当時)だ。さびしくたたずむ内藤少年を心に留めた駅長が、声をかけてくれた。「ボク、これあげようか?」。小さな掌に乗せられた、使用済み切符と制服のボタン。その感激が、鉄道コレクションの始発点となった。

 戦後は幼くして実家の鮮魚店で働いて両親を助け、中卒後、料理修業に入った外食企業で遭遇した学歴差別も起業のバネにした。「男ってのはね、そういう悔しさが我慢ならないんですよ!」。以前取材した際の、気骨あふれる声が耳によみがえってくる。

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